あ・きてん福岡(創業者レポート)

interview01
マナブ鍼灸院
半田 学さん
創業:平成28年3月
加盟商店街:六本松商店連合会
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鍼灸院を開業しようと思ったきっかけは?
野球をやっていて、昔から体のメンテナンスに興味がありました。一度は一般企業に就職しましたが、やはり鍼灸師になりたいという思いが強く、8年越しで専門学校に入学しました。 4年前、勉強のために勤めていた鍼灸院を退職して地元の福岡に戻った時、福岡市が「創業応援塾」の受講生を募集していることを知りました。いつかは開業したいと思っていましたので、創業について学ぶチャンスだと思い、思い切って参加しました。
創業応援塾で半年程経営について学んだ後、市の創業支援対象者となったこともあって、平成28年3月に「マナブ鍼灸院」を開業しました。
なぜ六本松商店連合会に出店したのですか?
以前,大濠近辺で仕事をしていたこともあり、六本松にはよく足を運んでいました。開業前に「あ・きてん福岡」を見ながら、どこに出店しようかと悩みましたが、せっかくならば縁のある街で開業しようと思い、六本松に決めました。
私が開業した時期は、ちょうど九州大学六本松キャンパス跡地の再開発の最中で、六本松は、これから新しく生まれ変わる街でした。変化していく街の方が、色々と勝負できるのではないかという期待もありましたね。
あ・きてん福岡を利用してみてどうでしたか?
実は、今もよく利用しています。「あ・きてん福岡」は、すごく物件が探しやすいんです。開業してみて実感したことですが、経営には店舗の立地が重要です。
店舗検索用のホームページは,通常、金額や条件で一覧になっていることが多いですが、「あ・きてん福岡」は地図上で物件が探せるし、そこに商店街などの地域の情報も入っているので、とても役立っています。
商店街に出店する魅力はなんでしょうか?
頼れる人が身近にいるということでしょうか。商店街の方は私と同じ経営者ですから、困ったときには相談にのってくれます。また、地元出身の方も多くいらっしゃいますし、六本松に住んでいない私にとっては地域情報の収集元でもあります。商店街は、地域と私をつないでくれる存在だと感じています。
商店街での活動はいかがですか?
商店街の方は、どうしたら、地域がよくなるのかをとても熱心に考えています。それは本当にすばらしいことだと感じます。
六本松商店連合会では、バルウォークという食べ飲み歩きイベントを定期的に開催しているのですが、私も裏方としてお手伝いをしています。今後はもっと、商店街活動に参加できればと思っています。
これから創業しようと考えている方に、一言お願いします。
創業で大切なことは、アクティブに動くことです。あれこれ考えるよりも、積極的に動けば動くほどチャンスが巡ってくると思います。開業してもうすぐ3年がたちますが、1年目がやはり一番大変でしたね。振り返って、もっとこうしておけばよかったと感じることもありますが、トライアンドエラーで自分のスタイルを確立するまで、前向きに続けていくことが大切だと思います。
interview02
めん屋 満月
大谷 浩史さん
創業:平成27年7月
加盟商店街:長住大通り商店街
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ラーメン店を開業しようと思ったきっかけは?
21歳の時、バンド活動をするために東京に行きました。バンド活動の傍ら、色々な飲食店でアルバイトをしましたが、ラーメン店でのバイトが一番充実していました。
いつか自分もラーメン店を開業したいと思い、修行をした後、地元の福岡で「めん屋 満月」をオープンしました。
なぜ長住大通り商店街に出店したのですか?
私自身は糟屋郡の出身ですが、学生時代からの知り合いが長住の方でした。東京から帰福することになって家を探していた時、その友人から長住のマンションを紹介されたのが、この街との縁の始まりです。
ラーメン店を開業するにあたって、イニシャルコストがなるべくかからないよう、居ぬきの物件を探しました。地元の空き店舗など、色々見に行きましたが、なかなか良い物件が見つからなくて。
その時、ちょうど自分が住んでいたマンションの目の前にある物件が空いたとの情報が入り、近くに競合店が多くなかったこともあって、長住に出店することを決めました。出店時には、福岡市の創業支援もありましたので、そちらを利用しましたね。
商店街に出店する魅力はなんでしょうか?
商店街は一つのコミュニティだと思います。私は地元出身ではないですので、出店してから、まずは近隣のお店と親しくなれればと思い、お客の一人として商店街などの店舗に顔を出しました。そうすると、相手もラーメンを食べに来てくれたりして、お互いに店が大変な時も支え合う関係ができました。どこに出店してもそうかもしれませんが、商店街がある方が、人間関係づくりは、円滑かもしれませんね。
商店街での活動はいかがですか?
一人で店に立つこともあるので、商店街の活動に参加できない時もあります。けれども、できる範囲で貢献したいと思っています。
長住大通り商店街では、「ながずみ夜市」というイベントを年に数回開催しています。私も夜市の時は店先でフードを販売したりして、少しでもイベントに来て下さった方が楽しんでいただけるようにと取り組んでいます。
これから創業しようと考えている方に、一言お願いします。
人と人とのつながりを、ぜひ大切にしてほしいと思います。開業して3年半経ちますが、周囲の方の支えがあったからこそ、ここまでやってこられたのだと感じています。応援してくれている方への感謝の気持ちを忘れないように心がけています。
また、こうありたいという目標を立てて、そのために何をすべきか、客観的に考えて行動することも大切だと思います。開業してからは仕事に追われる日々ですが、毎日やると決めた仕事を欠かさないことが、お客様のためにもなり、自分の自信にもつながっています。